
補修補強会社で施工管理をしているエナガパパです。
試験まで残り1ヶ月を切りました。
この時期、一番やってはいけないことがあります。「新しい問題集を買うこと」です。
残り30日で新しい教材を開いても、消化しきれないまま本番を迎える可能性が高いです。
今持っている教材をどれだけ深く仕上げるかが、この時期の唯一の正解です。
私自身が今この時期をどう過ごしているかを含めて、残り1ヶ月で最大限に点数を伸ばすための戦略を共有します。
早めに結論!直前1ヶ月でやること・やらないこと
まず「やること」と「やらないこと」を明確にします。
| やること | やらないこと |
|---|---|
| 記述式の過去問を書き続ける | 新しい問題集を買う |
| 記述式で詰まった部分の四択を解く | 全章を最初からやり直す |
| キーワードが曖昧な部分だけ参考書で確認 | 参考書を最初から読む |
| 解答用紙に実際に手書きする | ノートにまとめ直す |
| 苦手な劣化2〜3パターンを集中的に仕上げる | 全劣化原因を均等に復習する |
💬 現役受験生として
残り1ヶ月で「全部やろう」とすると結局何も仕上がらないまま本番を迎えます。
記述式を軸に据えて、そこで詰まった部分だけ四択に戻るという「記述式ファースト」の逆算が一番効率がいいと感じています。
直前1ヶ月の基本方針
方針① 新しい問題集は買わない
今持っている問題集をもう一周する方が圧倒的に効果的です。理由は2つです。
理由1
すでに解いた問題集には「自分の弱点」が書き込まれているからです。間違えた問題・曖昧だった選択肢・理解できなかった解説が全部残っています。これを活用しない手はありません。
理由2
コンクリート診断士の過去問には繰り返し出るパターンがあるからです。新しい問題より、出たことのある問題を完璧にする方が合格確率が上がります。
ただし参考書の追加はOKです。
記述式を書いていて
- 「このメカニズムが腹落ちしない」
- 「このキーワードの意味が曖昧」
こういう部分が出てきたとき、それを補う参考書を追加することは正しい選択です。
問題集の追加ではなく、理解を深めるための参考書は試験直前でも効果があります。
📕 理解を深めるために追加するなら
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コンクリート診断士おすすめの参考書について詳細にまとめた記事はこちら!
コンクリート構造学 第5版・補訂版(小林和夫ほか著・森北出版) 約3,300円〜
①鉄筋コンクリートやプレストレストコンクリートの曲げ・せん断・破壊強度などの
力学的特性を基礎から理解できる構成で、多くの例題や演習問題を収録しています。
マンガでわかる構造力学(原口秀昭・サノマリナ著・彰国社)約1,700円〜
マンガのストーリーに沿って構造力学のポイントが学べる異色の一冊です。
コンクリート材料学の基礎(筆者愛用書)約3,000円〜
構造計算よりも「コンクリートという材料の性質を深く理解したい」方向けで、
図解が豊富で劣化メカニズムとの繋がりも理解しやすいです。
方針② 記述式をメインに据える
結論、直前1ヶ月の勉強時間の配分は記述式7割・四択3割が目安です。
理由はシンプルで、記述式には足切りがあるからです。四択で高得点を取っても記述式が基準点に届かなければ不合格です。
四択の勉強を増やしても記述式の点数は上がりませんが、記述式の勉強をすると四択の知識も一緒に整理されます。記述式ファーストが最も効率的な時間配分です。
方針③ 記述式で詰まった部分の四択を解く
記述式を書いていると、こういう部分が必ず出てきます。
- 「このキーワードの意味が曖昧」
- 「この劣化メカニズムの順番が整理できていない」
そこで初めて四択の問題集に戻ります。
「記述式で詰まった→四択で確認→もう一度記述式を書く」というサイクルが直前期の最も効果的な勉強法です。
四択を最初からやり直すのではなく、記述式が引っ張ってくる形で四択を使うのがポイントです。
💬 現役受験生として
塩害の記述式を書いていて「マクロセル腐食の仕組みが曖昧だな」と気づいたとき、四択の塩害の問題だけを10問解き直しました。
このやり方だと「なぜ間違えたか」が記述式の文章と繋がるので、記憶に残りやすいです。
残り30日のスケジュール案

試験日(7月26日)から逆算したスケジュールです。
第1週(6月26日〜7月2日):得意・不得意の最終確認
やること
過去問5年分の記述式をもう一度見直して、3段階に仕分けします。
- 「完璧に書ける」
- 「キーワードは出るが文章が薄い」
- 「そもそも何を書けばいいか分からない」
特に「そもそも何を書けばいいか分からない」劣化パターンが残っている場合は、この期間に参考書で確認しておきましょう。
第2週以降は書く練習に全集中するためです。
時間目安
記述式の見直し4時間・四択の弱点確認2時間・苦手パターンの参考書確認1時間
💬 この週の注意点
とにかく「苦手を全部克服しようとしない」ことが大事です。
試験まであと30日で全部は無理です。「確実に取れる劣化パターンを3つ仕上げる」という目標に絞りましょう。
頻出の「塩害」「ASR」「中性化」の3つはおさえておきたいですね!
第2週(7月3日〜7月9日):記述式の集中練習
やること
塩害・ASR・複合劣化を中心に、過去問の記述式を毎日1問実際に書きます。(仕事で時間がない方は、分割もOK)
解答用紙に手書きすることが重要です。時間を計って90分以内に書き切る練習をします。
書き終えたら参考書の解答例と照らし合わせて、「抜けているキーワード」と「論理の流れのズレ」を赤字で書き込みます。
目安
- 記述式実践1問(90分)
- 解答例との比較(30分)
- 翌日にキーワード確認(15分)
時間がない方は、分割してもOK!無理のない範囲でやりましょう!
第3週(7月10日〜7月16日):キーワード・フレーズの磨き込み
やること
今まで書いてきた記述式の答案を見返して、「このフレーズを毎回書けているか」を確認します。
特に確認する鉄板フレーズはこの4つです。
①塩害:
「腐食発生限界塩化物イオン濃度(1.2kg/m³)を超えたため不動態皮膜が破壊され鉄筋腐食が開始した」
②中性化×塩害:
「フリーデル氏塩が分解し中性化フロント付近で固定塩化物イオンが遊離した」
③ASR:
「アルカリシリカゲルが生成・吸水膨張し内部から膨張圧が発生した」
④対策:
「断面修復・表面含浸(シラン系)により再劣化を防止する」
この週は新しい問題を解くより、これらのフレーズを「目を閉じても書ける」状態にすることを優先します。
💬 現役受験生として
「知っている」と「書ける」は全然違います。フレーズを声に出して読む・手を動かして書くという地味な練習が、本番で手が止まらないための唯一の方法だと感じています。
第4週(7月17日〜7月23日):本番形式の最終仕上げ
やること
本番と同じ条件で記述式を1問書きます。時間配分の練習も兼ねて、記述式90分→四択90分のフルで解く日を少なくとも2日設けましょう。
四択は絞り込みの最終確認に使います。この時期に新しい知識を詰め込むのではなく、「間違えた問題のパターンを繰り返さない」という意識で解きます。
目安
フル模試形式(180分)×2日 → 残り日程は記述式の弱点だけ集中的に書く
試験前日(7月25日):新しいことはしない
やること
記述式の鉄板フレーズを一覧で見返す(30分)→早めに就寝。
前日に新しい知識を詰め込んでも定着しません。今まで積み上げてきたものを信じて、体調管理を最優先にしてください。
持ち物の確認リスト
- 受験票
- 筆記用具(消しゴム多め)
- 時計(スマホ不可)
- 水分・昼食
- 解答用紙に慣れた手(今まで練習した成果)
記述式の直前仕上げポイント3つ

①「8割埋める」を絶対死守する
解答欄の8割以上を埋めることは基本事項として参考書にも明記されています。空白が多い答案は知識不足と判断されます。
キーワードが思い出せなくても、「知っていること」を論理的に並べれば8割は埋まります。「完璧な答案」を目指すより「8割埋めた答案」を目指す方が現実的です。
②「現象」ではなく「原因」を書く意識を最後まで
記述式で最も多い失敗は「ひび割れが発生している」「錆汁が確認された」という現象の説明で終わることです。
「なぜそうなったか(劣化メカニズム)」→「何が起きているか(現状)」→「どうなるか(将来予測)」という流れで書くことを最後まで意識してください。
③問3(対策)は原因と一貫性を持たせる
問1で「凍結防止剤による塩害」と特定したなら、問3の対策は「塩分遮断・防水設備の設置」が軸になります。
問1の原因と問3の対策が論理的に繋がっているかを、書き終えた後に必ず確認してください。
四択の直前絞り込みポイント
記述式の練習の中で「ここが四択でも問われる」と感じた部分だけ、効率よく確認します。
特に最後まで押さえるべき頻出の引っかけ4つ
- 自然電位法で分かるのは「腐食の確率」であって「腐食の速度」ではないこと
- シリコン系シーリング材は「耐汚染性に劣る(汚れやすい)」こと
- アクリル樹脂は「追従性がない(挙動ひび割れに使えない)」こと
- セメント系材料は「事前に湿潤が必要(乾燥させるのは誤り)」こと
スキマ時間の使い方(育児中でも続けられる)
仕事・育児と両立しながら勉強している方向けに、スキマ時間の使い方を整理します。
★5分でできること
記述式の鉄板フレーズを1つ声に出して読む。
フリーデル氏塩・腐食発生限界値・残存膨張量0.1%など、今日のフレーズを1つ決めて繰り返す。
★15分でできること
四択の苦手問題を5問解く。記述式で詰まった部分の確認。
★30分でできること
記述式の問1(変状原因の推定)だけを1問書く。全部書かなくていいので、「原因特定とメカニズムの説明だけ」を集中して練習する。
★60分以上確保できたとき
記述式を1問フルで書いて、解答例と比較する。
💬 現役受験生として
子供が寝た後の30分を「記述式の問1だけ書く」に使っています。全部書こうとすると時間が足りなくなりますが、問1だけなら30分で完結します。
この積み重ねが本番で手が動く感覚に繋がると信じています。
まとめ:残り30日でやることは3つだけ

難しく考えなくて大丈夫です。残り30日でやることはこの3つに絞ります。
①記述式を毎日1問・最低でも週5問書く
書いた分だけ本番で手が動きます。
②記述式で詰まった部分だけ四択で確認する
四択から始めない。記述式が引っ張ってくる。
③鉄板フレーズを声に出して体に染み込ませる
「知っている」と「書ける」は違う。手と口を動かすことが唯一の近道。
試験まであと30日。今日から始めれば、30回記述式を書けます。30回書いた人と書かなかった人では、本番の手の動き方が全然違います。
補修補強会社で現場を見てきた経験を答案に込めて、7月26日に全力を出し切りましょう。一緒に合格しましょう。
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💬 現役受験生として
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- 🔗【記述式攻略②】時間配分・メモ作り・キーワード活用
- 🔗【記述式攻略③】塩害フレーズ集・複合劣化の書き方
- 🔗【記述式攻略④】ASRフレーズ集・複合劣化の書き方
- 🔗【2025年過去問解説】凍害×塩害×ASR複合劣化
- 🔗【2023年過去問解説】PCポストテンション橋・シース内腐食
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