こんにちは!育休中の新米パパ、「エナガパパ」です。毎日育児の合間を縫っての資格勉強、本当にお疲れ様です!
前回の「第3章:調査手法(メイン編)」では、テストハンマーや電磁波レーダといった現場でよく使う「健康診断ツール」を解説しました。
今回はその「番外編」として、テキストを開いた瞬間にアルファベットと化学用語の羅列で受験生を絶望させる、以下のマニアック分野に特化して解説します。
- コンクリートの配合推定
- セメント水和組織の微細構造の検査(機器分析)
- ASR(アルカリシリカ反応)の特化型調査
「難しそうだから捨てようかな…」と思ったそこのあなた!ちょっと待ってください。
実はこの分野、試験で狙われる「引っかけのパターン(検査の弱点)」が完全に決まっています。
ここを得点源にすれば、ライバルに大きく差をつけることができます!今回も、筆者流の「現場翻訳(身近な例え)」で、ややこしい検査をサクッと攻略していきましょう!
本編前に見ておきたい!合格するための教材📕
「今の教材だけで合格できるのかな?」と不安になることはありませんか?
このブログシリーズは、私が実際に「バイブル」として愛用している以下の教材を基に作成しています。
まずは信頼できる一冊を早めに決めて、今日から「まず1問」解き始めることが、合格への最短ルートです👇️
📕おすすめ教材1:コンクリート材料学の基礎
コンクリートという物質が限界を迎えるメカニズムを、根本から理解できる最強の本です。
とにかく図解が多いのでイメージしやすいです。コンクリート診断士の問題で写真を見て答えるものが多いので、親和性バッチリ!

実は私がこれを愛用しているのは、通っていた大学の教授が出版したものなので馴染みがあるからです😁
📕おすすめ教材:コンクリート診断士対策問題集
過去問の出題傾向や、引っかけ問題のパターンが網羅された、絶対に手放せない最強の相棒です。
調べると、一発目に出てくる1番有名な教材です。間違えないでしょう!
テキストの詳細については、「使っている教材レビューと隙間時間の勉強法🖊️ 」でも紹介しています。

コンクリートの配合推定 重要度: ★★★☆☆
- 現場翻訳
コンクリートの「DNA鑑定(過去のレシピ復元)」。 - どんな検査?
何十年も前に作られたコンクリートの破片から、「当時、どんな割合でセメントや水や砂利を混ぜたのか(配合割合)」を化学的に逆算して暴き出す検査です。骨材とセメントを分離して検査します。 - メカニズムと特徴
基本となる「セメント協会法」は、コンクリートを細かく砕き、塩酸で溶かしてセメントの主成分である「カルシウム量」を測ることで、元のセメント量を推定します。 - 診断士の視点(試験のポイント)
試験では「各推定方法が使えない条件(弱点)」が猛烈に引っかけとして出題されます!
- 【要注意】セメント協会法の弱点
骨材(砂利)に「石灰石」や「貝殻」が含まれていると適用不可(NG)です!塩酸を使うと、骨材のカルシウムまで一緒に溶けてしまい、セメントの量が分からなくなるからです。 - ICP法・フッ化水素酸法
石灰石骨材を使ったコンクリートにも適用できる「賢い上位互換の手法」です - グルコン酸ナトリウム法
「中性化」しているコンクリートには適用不可です(炭酸カルシウムを溶解できないため)。
- 重要メモ
配合推定とは少し違いますが、塩害調査において「塩化物イオン」の侵入深さを目視でサクッと確認したい時は、断面に「硝酸銀溶液」を吹き付けます。塩分と反応して白く濁る(塩化銀の白色沈殿)という手法は超頻出なので、必ずセットで覚えておきましょう!
どの液体を使って試験をするか本当に混乱しますが、「セメントの成分分析は塩酸で溶かす!」これを基本に例外も覚えましょう!

微細構造の検査(機器分析) 重要度: ★★★★☆
- 現場翻訳
コンクリートの「細胞レベルの超精密検査(MRIやCTスキャン)」。 - どんな検査?
人間の目やルーペでは見えない、ミクロの世界の異常や成分を、アルファベット表記のハイテク機器を使って特定する最終手段です。 - メカニズムと特徴
それぞれの機器に「得意技」があります。試験では「どの機器が、何を調べるのに適しているか」を線結びできるようにしておくのが最大のポイントです!

- 診断士の視点(試験のポイント)
- ★EPMA(電子線マイクロアナライザー)
成分の「面分析(カラーマップ)」のスペシャリスト。塩化物イオンがどこまで侵入しているかを見るのに最適で、濃度分布がわかります。 - 水銀圧入式ポロシメーター
「メタボの隙間検査」。水銀を強い圧力で押し込み、内部の「細孔(微細な隙間)のサイズと分布」を測ります。 - ★SEM(走査型電子顕微鏡)
「超高倍率の立体ルーペ」。真空状態で表面を立体的に観察します。エトリンガイト(針状の結晶)やASRゲルの観察に使われます。金属の蒸着が必要。 - 示差熱重量分析(TG-DTA)
「熱を加えた体重測定」。サンプルを加熱して重量変化を測定します。「火害コンクリートの受熱温度の推定(何度まで熱されたか)」で頻出です。 - X線回折
「お前は誰だ?(成分の特定)」。X線を当てて結晶構造を把握し、含有成分の同定を行います。同定とは物質の特定をすることです

- 重要メモ:EPMA(面分析)のサンプルを作る際、「水の使用は厳禁」という引っかけが出ます!水を使うと、せっかく調べたい可溶性元素(塩化物イオンなど)が溶け出してしまうからです。
鏡面研磨した後、金属蒸着させて分析するという手順の裏側を押さえておきましょう。SEMとEPMAは金属蒸着が必須になります!
ASR(アルカリシリカ反応)の特化型調査 重要度: ★★★★☆
- 現場翻訳
「アレルギー物質」の特定と、将来の「腫れ上がり(膨張)予測」。 - どんな検査?
第2章で学んだ、コンクリートが内側から膨れ上がる病気「ASR」。その原因物質(反応性骨材)の特定や、将来どれくらい膨らむのかを予測する特化型の試験です。 - メカニズムと特徴
骨材そのものを調べる試験(化学法・モルタルバー法)と、実際の構造物からコアを抜いて調べる試験(促進膨張試験)に分かれます。 - 診断士の視点(試験のポイント)
- 化学法(JIS A 1145)
80℃の溶液に24時間浸して判定するスピーディーな試験。 - モルタルバー法(JIS A 1146)
判定になんと6ヶ月もかかる確実な試験。ただし反応が遅い「火山岩には不適」という引っかけポイントが超重要!
- 重要メモ
実際の構造物からコア(円柱状のサンプル)を抜いて調べる場合、表面の劣化の影響を避けるため「表面から50mmを除いた部分」を使います。 - 重要メモ2
採取したコアは乾燥しないように「温度20±2℃、湿度95%以上」で大切に保管し、温度40℃・湿度100%という過酷な環境下で「残存膨張量(あとどれくらい膨らむか)」を測定します。

☆第3章(番外編)配合推定とハイテク機器分析まとめ
いかがでしたか?アルファベットや小難しい用語が並んでいて、最初は私もテキストを投げ出しそうになりました(笑)。でも
- なぜセメント協会法は石灰石がダメなのか? →カルシウムが溶けるから
- なぜEPMAは水洗い厳禁なのか? →成分が流れるから
という理由(裏側のメカニズム)をセットで覚えることで、単なる丸暗記ではなく「生きた知識」になります。
今日の超重要キーワードおさらい

- 配合推定の「セメント協会法」 = 石灰石骨材NG!
- 機器分析の「EPMA」 = 面分析、水洗い厳禁!
- 機器分析の「TG-DTA」 = 火害の温度推定!
- ASRの「モルタルバー法」 = 火山岩に不向き!
ここまでついてこられたあなたは、他の受験生より確実に一歩リードしています!次回はついに、コンクリートの寿命を判定して補修方法を決定する「第4章:評価と判定・補修補強」に入っていきます。
今年の試験合格に向けて、一緒に頑張りましょう!
📝 コンクリート診断士・完全攻略シリーズ
確実に合格を掴み取るための知識を、図解と例え話で分かりやすくまとめています。スキマ時間の復習にぜひご活用ください!
- 🔗 【第1章】変状の種類と原因(ジャンカ・ひび割れ等を現場翻訳!)
- 🔗 【第2章】劣化の機構(中性化・塩害など8つの病魔の正体)
- 🔗 【第3章】調査手法(非破壊検査機器と弱点を見破る!)
- 🔗 【第3章番外編】マニアックな配合推定とハイテク機器分析(DNA鑑定や細胞レベルの検査)←★今ココ
- 🔗 【第4章】評価と判定(コンクリートの「最終診断」と補修補強)←次回公開予定
💡合わせて読みたい(試験攻略・キャリア編)
【攻略編】コンクリート診断士の難易度と勉強法 忙しい現場の合間にどう勉強するか?有利になる関連資格についても深掘りしています。
【キャリア編】コンクリート診断士で人生逆転する理由 資格取得はゴールではなく、新しい人生のスタート。なぜ今、この資格が最強の武器になるのかを熱く語りました。
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